人生を成功させる為の6つの習慣(エル・ハルロットが提唱)を実践中のfeel高認予備校西東京市校教室長が、これを受験生活に取り入れライバルを超えるためのヒントをお伝えします。
沈黙・運動・日記・アファメーション・読書・イメージングからなるモーニングメソッド
筆者が毎朝続けているモーニングルーティンは、2017年にハル・エルロッドが提唱した「モーニングメソッド」に影響を受けています。
モーニングメソッドとは、
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沈黙(5分間)
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運動(15分間)
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日記(20分間)
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アファメーション(5分間)
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読書(10分間)
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イメージング(5分間)
の6つ、計1時間で行う朝のルーティンです。
それぞれのワークの意味と、どうしてそれが受験や学習の効率を上げるのか、次章で説明しています。
どうしてこれが受験に役立つのか?
結論から話します。
沈黙と運動、日記によって脳が新しい情報をインプットすることを助け、アファメーションと読書、イメージングによってモチベーションを高くキープすることが受験生の皆さんにモーニングメソッドをおすすめする理由です。
各ワークの内容を説明していきます。

まず、5分間の沈黙。これは本当に何も考えずに、起床後の5分間を過ごすだけで構いません。これは脳に情報を与えない時間を設けることでその後の情報の処理精度を上げ、その先のワークの効果を上げる目的があります。

次に15分間の運動です。これは健康面においては言うまでもなく重要ですが、心拍数を上げて脳に多くの血を流す、という点でも不可欠なワークです。なかなか続けにくいという方はまずはストレッチ程度の軽い運動から始めるといいでしょう。

そして20分間日記を書きます。これには脳にある思考の残骸を処理して、沈黙のワークときと同様にその日1日の情報のインプットの精度を上げる狙いがあります。極力、手書きで書くようにし、頭の中にあることを何でもいいので書き出していきます。このワークは同時に、デスクに向かうのを習慣付ける働きもあります。

そして次はアファメーションです。これは、自分の目標を声に出して読み上げることを指します。例えば、「○○大学に合格する!」や「〜の偏差値を10上げる!」などです。目標を紙に書くことが重要なことは有名ですが、声に出して聴覚からもインプットすることで自分の意識に目標が刷り込まれるという効果があります。モチベーションを保ちにくい受験生活では是非実践して欲しいワークです。

次に10分間読書をします。本はどんなものでもいいです。これには自分の知らない知識を脳に入れて、知的好奇心を刺激する狙いがあります。知的好奇心を刺激しておけば、勉強の際にも楽しんで知識を入れられるようになります。

最後にイメージングを5分間行います。タイガーウッズがショットの前に完璧なショットを決めることを頭の中に思い描くのと同じように、自分がその日どのように過ごすのかをできるだけ具体的に、できればカラーで思い浮かべます。これによってモチベーションの低下を抑止し、勉強の実行力を高めます。
朝の習慣は一日の取り組みをより効果的にする下準備
第二章の冒頭でも述べたように、モーニングメソッドは1日の取り組み、つまり受験生の皆さんにとっては受験勉強の効果をアップさせるための下準備です。
全てを完璧に毎日行おうとするとなかなか大変だと思いますので、時間がないときには次の短縮版モーニングメソッドを行ってみてください。
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ストレッチ(1分)
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アファメーション(3分)
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イメージング(2分)
たった6分間で終了できます。
どんなに勉強が好きな方でも、少ない時間で最大の効果を出したいはずです。それにはまず、たった6分間でいいので、朝の時間を工夫することをおすすめします!
feel高認予備校西東京市校ではこのような学習法を取り入れて効率的に大学受験を指導しています。教室のHPはこちらから。


<著者情報>
真賀田郁実:
東京都立大学大学院修了。修士(理学)。 C言語プログラミング検定有資格者。 現在、私立大学で物理学の非常勤講師を務めながら志を同じにした井上とfeel高認予備校西東京市校を発足し、教室長を務める。 統合失調症と自閉症スペクトラムを抱えながら対人恐怖症に悩まされる学校生活を送りました。学校に登校しなくても大学を卒業して社会人として働くことが出来ます。私の実体験をもとに、feel高認予備校西東京市校で不登校から大学卒業への道筋を示す教育をしています。